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2005年01月11日

vol.008

 新年早々の4日の夕刊と5日の朝刊に、昨年7月に当選した参議院議員の資産が公開されました。そこで2005年最初のホンネ・コメントにふさわしく(?!)、資産公開についてホンネを一言。
 だいたい、あの資産報告には多くの抜け道があります。まず、この資産報告は、あくまでも自己申告であることから、事前に操作することが可能です。法律に違反しない限り、操作しても問題ありません。例えば、預貯金については普通預金や当座預金は流動性が高いので、報告義務はありません。起算日の直前に定期預金を普通預金に移し変えることができます。また、家などの固定資産の名義が配偶者や家族であれば、その資産を報告する必要はありません。政治家ではないご主人や奥さんの名義であれば、報告する必要はないのです。
 また、生計を一にする家族からの借入金も報告する必要はありません。配偶者からの借入金はもとより、親からの借入金は報告する必要はありません。例えば、自分の親、あるいは配偶者の親から借り入れて報告する義務はありません。よって、資産報告書には記載されません。
 つまり、あの資産報告書は、あまり実態を表していないケースもあるということです。議員同士を比較することには全く意味がないことはもちろん、本当にその議員の資産等を反映しているかというと、それこそ疑問です。会計処理にそれほど詳しくなくても、いくらでも合法的に資産隠しは可能なのです。マスコミの方々に聞くと、私のように、馬鹿正直に報告している議員ばかりではないようです。今回、昨年末マスコミ数社から取材を受けました。その中でY新聞社の記者からは、「藤本さんの数字を見ると、藤本さんが正常な感覚で、正直に報告をしていることがわかります」と褒められました。
 私は、この資産報告の公開はさほど意味があることとは思いません。現状の資産報告の要件であれば、公開するのは、むしろ悪だと思っています。それは、前述したとおり、抜け道がいっぱいあるからです。つまり不正確な情報が公開されていることになります。不正確な情報は、情報が全くないよりも、悪です。間違った情報で判断することほど、危険なことはありません。情報は正確であってはじめて価値があります。そこで、みなさんにお願いです。あの資産報告については、資産が多いとか少ないとかといった低次元の評価をしないでください。評価すべきは、誰が嘘をつかないで報告しているか、あるいは誰が資産を操作しているかです。つまり、政治家として、誰が信用できるかだと思います。私は資産が少ないので該当しませんが、資産が多いということだけで批判することは、ナンセンスです。真面目に20年以上働いてくれば、そこそこの資産や借金があるのは当然です。要は、信頼に足る政治家かどうかです。そこを是非ともご理解頂きたいと思います。
posted by 藤本祐司事務所 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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