国会議員は国会閉会中は何をやっているのですかと良く質問されます。国会議員によってそれぞれ行動形態は異なるとは思いますので、なんとも言えませんが、初めての年末年始を経験した私の場合を例にとって、少しお伝えしましょう。ただ、私の行動がプロトタイプだとは思わないでください。
昨年12月3日に第161回国会が閉会した後、しばらくは党の部会が開催されたりしたため、東京と地元との往復が続きましたが、その後は専ら地元(私の場合、静岡県内のどこか)に戻っていました。地元での活動は、まずは忘年会です。各種団体をはじめ、色々なグループの忘年会に呼ばれ、お酒の場に顔を出していました。さらに押し迫ってくると、その忘年会は餅つきに変わります。地方にいると、各地域や各家庭で餅つきをやります。私も例に漏れず、餅つきをやりました。準備運動をやらずにいきなり杵を振り上げると、腰を痛めるので注意が必要だということを再認識しました。
年が明けると、年始回り、出初め式と賀詞交換会の嵐が待っています。同窓会も正月に開催されることが多いようで、私の場合、今年は小学校と中学校の同窓会が開催されました。地域住民が安全に暮らせるのは、消防団の方々の日頃の訓練と防火活動のお陰ですから、消防団の方々に敬意を表すことができる出初め式には可能な限り出席しました。賀詞交換会は、開催時間が重なるため、1日3カ所の掛け持ちがせいぜいです。ごちそうを目の前にして食べることはできず、ひたすらお酒をついだりつがれたりの繰り返しです。参議院議員の場合、全県なので参加要請が広範囲にわたり、移動時間がかかるため掛け持ちもままなりませんし、その移動時間はたとえ何か勉強しているとしてもやはり非生産的です。移動の長さには、ちょっとむなしさも感じました。
こうして、12月上旬から1ヶ月余りにわたる暴飲暴食期間も、そろそろ終わりに近づきました。いよいよ、今週の金曜日(1月21日)から通常国会が開会します。国会議員の本分は、政策を作り、法律を作ることです。そして、そのベースの1つとなるのが、年末年始の忘年会、餅つき、賀詞交換会などで築いた人脈や人的ネットワークです。こうしたネットワークを活用して、国民の皆様の意見を聞き、国会での活動を伝えていくことも国会議員の役割です。忘年会や賀詞交換会の時だけで会うのであれば、あまり参加する意味はありません。選挙活動の意味だけで、あまたの会合に顔を出して体力を消耗し、胃腸や肝臓に負担をかけるのはちょっと違うかなと思います。私たちの政策を聞いてもらえる場をつくるために、皆さんの意見を聞く場を作るために、そのきっかけとなる人的ネットワークを作ることを目的として忘年会や賀詞交換会に出席するという意識を持つことが大切だと思います。ある方からこんなことを言われました。「自分が20代の時、国会議員から握手を求められた。あまりにも見え透いていて、それ以来、政治が大嫌いになった。握手なんてしなくて良いから、もっと勉強してください。そうすれば、若者たちも政治に関心を持つようになると思いますよ」と。政治的無関心層を作り出しているのは、政治家の普段の行動だとあらためて思いました。
さあ、第162回国会が始まります。国会議員として恥ずかしくない態度、行動で政治を行っていきます。よろしくお願い致します。
2005年01月18日
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