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2005年03月24日

Vol.019:またまた、借金を増やす予算が成立してしまいました。

 昨日23日、平成17年度予算が成立しました。7年連続の年度内成立だそうです。基本的には、野党は予算案には反対します。というのは、予算に賛成するということは、その年の政策に両手を挙げて賛成するということであり、与党のお好きなように進めてくださいという意思表示をしたことと同じ意味を持っているからです。80兆円を超える予算です。簡単にいうと、収入400万円の世帯が400万円を借金して800万円の生活をするようなものです。しかも、実質上の増税となる定率減税縮減によって、お金を弱い者から奪って、少しでも収入を増やそうとする予算です。普通だったら、不要な支出をやめて、有効にお金を使おうとするはずです。しかし、何一つ工夫をしないで、政府と与党は今までの慣例に倣って、相変わらず利権と権限を維持するための予算を成立してしまいました。
最終的には予算委員会および本会議での多数決で決まることです。自民党と公明党を合わせた数が、民主党を代表とするその他の政党・無所属の議員数を上回っているため、あっさりと可決してしまいました。事前にわかっていることとはいえ、とてもむなしさを感じます。たとえ、予算委員会で良い議論をしたとしても、政府や与党は文字すら変更しないため、数の論理だけで決まってしまいます。
 ところで、予算は、他の法案審議と審議過程に相違点があります。それは、「予算の自然成立」です。憲法の規定に「予算について、・・・・参議院が、衆議院の可決した予算を受け取った後、国会休会中の期間を除いて三十日以内に議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする」とあります。つまり、衆議院で可決された予算は、参議院に送られた後三十日経てば、参議院で採決しなくても成立することになります。また、衆議院で可決された予算案が、参議院で否決された場合は、両院協議会が開催され、意見の一致の努力することになりますが、ここでも意見が一致しない場合、やはり衆議院の議決通りになります。これこそが、衆議院の優先権を表す例です。
 このような現状も考慮し、予算に関して優先権の強い衆議院で予算案を審議し、参議院ではチェック機関の性格をフルに活かして決算を審議する等、衆議院と参議院の役割分担が、今各党でも検討されています。私としては、参議院では予算審議は一切行わず、時間をかけて決算審議(評価)に特化すべきと思っています。今まで決算審議がないがしろにされてきた長年の結果が、現在の借金苦を創ったと言えます。国と地方を合わせて774兆円を生み出してきたこれまでの政権と決算を軽視してきた国会を改めることが、今求められています。
posted by 藤本祐司事務所 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ
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