現在、国会での服装が検討されている。環境負荷、地球温暖化を考慮して、国会での服装を軽装にしては如何かという議論である。室内温度を28度に上げるため、今までよりも暑くなることは明らかである。そこで、国会内ではネクタイと上着着用を義務づけてきたルールを緩めようとする動きである。こうした国会運営に関することは、議院運営委員会(略して「議運」)で決定する。私も、その議運の委員であるが、今はまだその議運の理事会での話しにとどまっている。また、この服装は衆議院と参議院で別々に検討するため、衆議院と参議院では結論が異なる可能性もある。
小泉さんの『人生いろいろ』ではないが、服装もいろいろある。ノーネクタイで上着着用、ノーネクタイかつ上着不要、ネクタイは着用するが上着は不要など。先般、参議院の議運の理事からアンケートが届いた。私は、ノーネクタイかつ上着不要と回答した。上着は本会議場に入るときは着用して、会議場に入った後は暑ければ脱いでも構わないということでも良いとも思っている。あまり合理的な理由ではないが、亜熱帯化した日本、特に朝晩の気温が下がらず、真夏日が続く東京でネクタイと上着着用はそもそも体にも悪いという理由だ。体調を崩す原因ともなる。特に、私は地下鉄とJRを乗り継いで1時間通勤しているため、スーツでは汗びっしょりになってしまう。
夏は沖縄よりも気温も湿度も高く、不快指数は高い。その沖縄は、役所でも沖縄独特の“かりゆしウェア”を着用している(別に普通のシャツでも良い)。ハワイへ行けば、アロハシャツだ。アロハが正式な服装であるということも理由であろうが、そんなところへスーツを着ていくと場違いな感じがする。私は前職の時、たびたび沖縄に出張に出かけたが、スーツは着ていかなかった。最初のうちはスーツを着て行ったが、着用しなくなった途端に、沖縄の方々からは「藤本さんも沖縄のことがわかってきたようですね」と歓迎された。話がそれるが、6月中旬には民主党沖縄ビジョン作成メンバーが沖縄を訪問する。その時、かりゆしウェアで行ったら、大いに歓迎されるに違いないと思っている。
話を国会に戻そう。こんな意見がある。委員会はともかく、本会議は従来通りスーツであるべきという意見。格式ある本会議上にふさわしい服装はスーツだと言うことらしい。
また、自由にすると、その筋の人に間違えられる人たちがいるから駄目だという意見。思わず、「なるほど」と納得しそうになるが、そんな人たちが大勢いるのかと思うと、「ちょっと待ってよ」と言いたくもなる。格式ある国会に、その筋系の人たちが大勢いるということか・・・。
そのほか、若い人たちは何を来ても格好良いかもしれないが、年寄りはスーツしか様にならないという意見もあるようだ。しかし、世の中にはお年を召していてもどんな服装でも様になっている人がいる一方で、若くても何を着てもパッとしない人もいる。また、年寄りはスーツだけは様になっているというのも、そもそも勘違いだったりして・・・と言うと、怒りを買うかもしれない。
とにかく、さっさと今までよりは軽装を実験してみて(できる限り、緩めのルールに変更することが“実験”する意義である)、風紀が乱れると感じる議員さんたちが多くいらっしゃるのであれば、またルールを厳格な方向に1段階ずつ戻していけば良いのでないだろうか。検討している間に、夏が終わってしまう。そして、また来年の今頃、同じような議論がなされることになるのだろう。それでは、委員会での官僚答弁と同じだ。「現在、鋭意検討中でございます。」
2005年05月26日
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