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2006年01月10日

vol.045:埋没することを恐れることなかれ

2006年に入り、早10日が過ぎた。1月4日から賀詞交換会が続いている。4日は恒例の静岡新聞社主催の賀詞交換会であった。毎年、この会から公式行事がスタートする。この会はテレビで生中継されることもあって、県内の国会議員は揃って出席する。国会議員一人ずつインタビューをし、その様子がテレビ中継された。
昨年は、衆議院と参議院に分けてインタビューされたが、今年は政党別(与党と野党に分けて)のインタビューであった。というのも、昨年は与党の国会議員が11名、民主党が8名であったが、今年は与党の11名に対して野党はわずか5名となってしまった。うち、衆院は与党9名、野党3名とトリプルスコアのため、人数的にバランスが取れないという理由で、衆院と参院に分けてインタビューをするのでなく、与党は与党でまとまり、民主党は民主党でまとまってインタビューを受けた。
 インタビューは「今年取り組むテーマ」である。私の順番は、国会議員の中で最後。自民党から始め、しかも、衆議院議員が先なので、私は最後だ。トリを取るといえば聞こえが良いが、要するに16番目である。たいていのことは、先の国会議員に言われてしまっている。SBSの方にプレッシャーをかけられた。「藤本さんは、トリですから、他の方と同じようなことは言わないでくださいよ」と。

 賀詞交換会は各地域や自治体ごとに様々な団体ごと開催される。県東部地域の団体の会であれば、民主党の衆議院議員が複数いるため、問題ない。例えば、沼津市であれば、民主と自民の数は同じである。むしろ、渡辺周議員が小選挙区で当選しているので、民主党の優勢勝ちである。
 しかし、中部地域では衆院は与党が4名(公明党1名を含む)、民主党が1名、西部地域に至っては自民3名に対して民主党はゼロである。今年は、民主党の榛葉賀津也参議院議員が5日から1週間、東南アジアに海外出張しているため、西部地域での行事への出席国会議員は民主党では私1人である。もし私が、複数の予定が重なっていて出席できなかった場合は、民主党国会議員はゼロとなる。これではいかにも寂しい。
 このような状況は、少なくとも次の総選挙までは確実に継続する。というわけで、民主党が埋没しないように、行事が重複した場合は、県東部地域の行事は衆議院議員の3名(渡辺周、細野豪志、田村謙治の各議員)にできるだけ任せて、私はできるだけ中・西部地域を優先するつもりである。参議院議員は全県が選挙区であるがゆえに、全体を俯瞰する役割を担わなければならないし、役割を担う資格がある。そうでもしなければ、中・西部で民主党を応援してくださっている方々に申し訳ない。
 
 ところで、年末から今年にかけて、テレビも新聞も「ポスト小泉」の話題ばかりだ。まだ自民党総裁選まで9ヶ月ある。マスコミは、この話題で9ヶ月間引っ張るつもりなのだろうか。よほど、ネタがないと見える。今年も、政治をワイドショー化するマスコミに、相変わらず国民のみなさんは翻弄され続けるのだろうか。
我々民主党も9月に代表選挙が行われる。前原代表は、自民党総裁選挙に埋没しないように、民主党代表選を前倒しで実施する可能性を示した。しかし、年末からの「ポスト小泉」論議をみると、民主党の代表選はすでに埋没している。この状況を冷静に考えれば、前倒しも大して意味があるとは思えない。しかも、埋没するかどうかという発想それ自体が、マスコミ受けを意識しすぎている。まさに、マスコミに翻弄されているとしか思えない。
確かに、国民の皆様の関心から遠さかってしまってはいけない。民主党は頑張っているということも認識していただかなくてはいけない。しかし、それだからといってマスコミ受けを狙うことは、本来の政治の姿ではない。小泉総理は、マスコミ受けをしたから国民受けをしたのでない。国民受けをしたのを診て、マスコミが反応したのである。順序が逆である。
年末の耐震偽装の問題での我々民主党の馬淵澄夫議員はマスコミ受けを狙っていたわけでなかったが、マスコミに毎日のように登場した。しかも、その他の国会議員と比べ、数倍も注目度が高かった。これは意図したことではなく、政治家としての仕事に真剣に取り組んだ結果である。埋没することを恐れずに、自信を持って、正論で、正当な方法でマスコミを活用すべきである。ワイドショー的なテレビへの出演は、すべてお断りするくらいの気概こそが必要である。
そこで、今年最初の国民の皆さんへの私からのお願いである。国会議員に対して、テレビに出てくれと言わないで欲しい。「テレビに出て有名になることイコール有能な政治家だ」と勘違いしてしまう国会議員と有権者を生み出してしまう。この勘違いこそが、日本の政治を堕落に導いてしまうかもしれない。
posted by 藤本祐司事務所 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ
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