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2006年06月05日

vol.060:参議院の存在理由を考えるきっかけとなった列国議会同盟ナイロビ会議

 先月の5月5日から13日まで、参議院から派遣されてIPU(列国議会同盟)会議に出席するために、ケニアのナイロビを訪問したことは、既にホンネ・コメントに書いた通りだ。

 IPUには、世界のおよそ4分の3の国の143ヶ国が参加している。今回のIPU会議の出席国は117ヶ国。全世界の約6割の国が出席したことになる.これだけ多くの国会議員が一同に介して、意見交換をする機会に参加できることは滅多にない。閣僚に名を連ねない限り、複数の国の議員と意見や情報を交換する機会はあまり多くはない。例えば、韓国とだけ意見交換をする、あるいはイギリスとだけするなど、1対1、あるいは、日本対5〜6ヶ国というのであれば、多少機会も増えるだろうが、100ヶ国を超える国・地域の議員と会議を開催する場に参加することは、さほど多くはないはずだ。その点、とても良い経験ができたと思っている。

 こうした経験を今後の活動に活かしていくことが、外交の基礎作りになる。議員同士のネットワークを作っていく機会が与えられたことは、国会議員の最大の特権であり、これを日本の政治に活かしていくことが我々国会議員の使命であろう。

 そのためには、こうしたIPU会議などにも継続して参加することも重要である。たった1回会っただけで、「はい、さよなら。また、いつか」では、参加した意味は半減する。ただ、時間には限りがあり、一人の議員が100ヶ国を超える国の議員と交流し続け、ネットワークを創ることは物理的に不可能である。そうであるならば、例えば、1人の国会議員として交流を続ける国を決めて、議員間交流を進めていくといった方法もある。

参議院議員は解散がないため、6年間議員活動を続けることができる。腰を落ち着けて、交流の対象とする国と密接な外交や情報交換を行うことができるのだ。継続性ある外交、長期的な政策などは、参議院だからこそ実行できる部分も多い。参議院の特徴を活かした取り組みを進めていくことで、参議院の存在価値を高めていくことは重要である。衆議院と同じ行動や同じ活動をしていては、参議院の存在理由を問われかねない。そんなことも再度考えるきっかっけとなったIPU会議でもあった。
posted by 藤本祐司事務所 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ
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