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2006年06月21日

vol.o62:第164回国会が閉会

 1月20日に開会された第164回国会(通常国会)が、6月18日、正式に閉会した。わざわざ『正式に』と断ったことには訳がある。閉会の手続きが完了した16日が事実上の閉会日であったが、形式上、つまり通常国会が始まってから150日目は18日であったからである。通常国会は、国会法で150日と定められており、1回だけ延長することができるのだ。
 
 さて、今国会は、教育基本法案や国民投票法案などの政府提出法案を9本残して閉会した。私が調べたところ、参議院選挙の年と衆議院解散の時を除いて、延長がなく国会が閉じたことは近年なかった。もっとも野党側から会期延長を申し入れることは、世界的にも例がないようである。会期を延長しても与党が3分の2以上議席を占めている以上、単に政府提出法案を早く成立させるだけに終わってしまう可能性が高いが故に、野党から会期延長を申し入れるわけにはいかない。
もちろん、議論しなければならないことは山ほど残っていることはわかっていながら、閉会することに反対できないこともジレンマであった。実は5月の行政改革法案が成立した時点では、きっと7月一杯までは延長することになるだろうと私を含めほとんどの国会議員は思っていたはずだ。小泉総理は、最後まで常識はずれだったことになる。

 さて、この国会最後の総務委員会での審議はひどかった。平成16年度のNHK決算に関しての審議であった。様々な質問に対するNHKの答弁もわかりにくかったが、自民党議員の質問も反省の余地が多いに残る内容であった。
 「サッカーW杯の特別番組の出演者が納得できない」や「トリノ・オリンピックの荒川静香の国旗をまとってのウィニング・ランの映像が切り替わったことがおかしい」や「日本ダービーの時に肝心な映像でなく、馬のお尻を映したことが駄目だ」とか、番組の企画や編集に対する文句が大半を占めた。わざわざ委員会を開いて質問するような内容なのか。腹立たしくもあった。
しかも番組内容に注文をつけることは放送局の編集権の侵害であり、まさに政治の言論への介入である。そのことに気が付いていない自民党議員には、開いた口がふさがらない。2年ほど前に問題となった安倍内閣官房長官や中川農水大臣にNHKが放映前に事前に番組内容を報告したことが政府介入であると問題になったが、その理由が自民党には理解できないのも無理はない。きっとこれまでも、何度か番組に文句をつけてきた習慣が、ここでも表れたのであろう。如何に、当たり前に政府が暗黙のうちに言論を規制していたことか。これは、絶対にあってはいけないことである。
posted by 藤本祐司事務所 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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