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2007年02月16日

vol.074 お粗末な資料と納得できない言い訳

 2月15日と16日、北朝鮮で国をあげての祝賀会が開かれていたようだ。それは、金正日総書記の65歳の誕生日のためである。実は、2月16日は私の50歳の誕生日でもある。私と金正日総書記の誕生日が同じであることは、笑いを取るネタにはなるが、正直うれしくないネタではある。
 昨年までは誕生日を迎えても、つまり、48歳から49歳になってもさほど気にならなかった。しかし、今回は40歳代から50歳代へ移る誕生日だけに少し気になる。といっても、昨日と今日は連続しているから、特段変化があるわけではない。東京都内の映画館が割引になる程度かな。

 閑話休題。本日朝8:00〜9:20ごろまで、民主党「官製談合追求・公共調達適正化対策本部および国土交通部門」の合同会議が開催された。私が、民主党国土交通副大臣ということもあり、突然の指名で進行役を仰せつかった。この会議体は、いわば、頻繁に起こる官製談合など不適切な税金の使途を追及し、適正にすることを検討するためのものである。
 官製談合があまりにも頻繁に発生するため、国民の皆さんはうんざりしているかと思う。今回は、数ある談合事件から「水門工事」に関わる件を中心に、工事の発注者である国土交通省、農林水産省、水資源機構とチェック側である公正取引委員会からヒアリングした。
 
 ヒアリングの内容は省くが、事前要請していた各省提出資料がお粗末であった。要するに、書類保存期間が5年と定められているという理由で、直近5年の資料しか提出してこない。6年以上前の書類は自動的に廃棄してしまって存在していないという。しかし、よくよく聞いてみると、5年以内で終了する工事ばかりではなく、多くの工事は10年とか15年とか工期は5年以上である。つまり、国土交通省や農林水産省の説明によると、現在工事中であるにもかかわらず、工事発注の契約を結んでから5年経ったという理由だけで書類を廃棄処分にしていることになる。

 突っ込んだところ、設計図書はあるが契約書はないという。契約書なしで工事を続けていたとしたら、工事代金の支払いはどうなっているのか。一括前払いなのだろうか。納得できない回答しか返ってこない。
 都合が悪いことは表に出さず、都合の良いことだけ公表する。これこそがお役所体質といわれる所以である。お役所全てが同じ体質だとは言わないが、公共事業の8割を担う国土交通省がこの体質であることを考えると、ほぼ全てで同じような情報隠しが行われていることは疑いのないことだと思う。国だけでなく、地方も同様だろう。

 4月には統一地方自治体選挙が行われる。首長や議員を選ぶ選挙である。是非、正直に全てを公表することを約束してくれる候補者を選んで欲しい。また、納得できないことは徹底的に追求する議員を選ぶべきである。透明性の高い制度や積極的な情報公開こそが、国と地方の政治や行政を変革する基本である。マニフェストを読んで、“情報公開”の文字がないものは、行政改革や政治改革をやる気がないと思っても良いのではないだろうか。
(2007年2月16日)
posted by 藤本祐司事務所 at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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