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2007年09月21日

vol.091 摩訶不思議な自民党総裁選

 9月12日の安倍総理の突然の辞任以降、報道の中心が自民党総裁に移った。テレビやラジオ、新聞までも自民党総裁選挙の話題に振り回されている。今の衆議院の勢力構造をみると、自民党総裁が日本の内閣総理大臣になることは明らかであるため、自民党総裁選イコール国のトップを選ぶ選挙となるが故に報道の中心テーマになることは、当然といえば当然のことである。民主党の国会議員である私からすると、してやられたという感じもする。完全に自民党にメディアジャックされてしまった。

 福田康夫候補と麻生太郎候補のご両人は、一日に何度もテレビに映る。それに伴って自民党の支持率が回復する。その支持率は、民主党に近づき、追い抜く。安倍内閣があまりにもお粗末だったから、新内閣への期待感が高まり、支持率が上昇するというのもなんとなく理解できる気もする。しかし、冷静に考えると何かおかしい。

 そもそも、政治的空白を招いた原因は自民党にある。国会を空転させたのも自民党、国際的な信用力を低下させたのも自民党。常識的に考えれば、国民はそんな自民党に怒って、支持率は低下するはずだ。支持率が上昇するというのは摩訶不思議な現象である。国会が始まったと思ったら事実上の休会状態。民主党が委員会を開きたくても自民党の受け入れ体制が整っていないという理由で休眠状態。それこそ自民党のおかげで国会運営に無駄な経費を払い続けているにもかかわらず、自民党総裁候補に熱狂する有権者たち。候補者以外の自民党の国会議員たちも意気揚々と街頭演説に臨んでいる。通常の神経の持ち主ならば、申し訳なさそうに振舞うはずだ。2名の候補者国民に対しての謝罪もなく、これまでの自民党の政策を自らで否定して人気を取ろうとする。もはや、滑稽だ。ひとり芝居とはこのことをいうのだろう

 電波をジャックされたメディアもあまりその矛盾点についてはコメントしない。国民の皆さんには、自民党総裁選を感情だけで判断しないで、冷静に論理的に考えてチェックして欲しい。自民党総裁は23日に決定し、内閣総理大臣は25日に決まる予定だ。そろそろ、普通の国会にしていきたいものだ。(2007年9月21日)
posted by 藤本祐司事務所 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ::: 藤本ゆうじのホンネ
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