先週の金曜日、参議院災害対策特別委員会で、私が発議者である民主党提出の「被災者生活再建支援法改正案」に対する質疑が終わった後、民主党小沢代表と福田自民党総裁との党首会談が行われた。
顛末は皆さんもご承知の通りである。まず、世間をお騒がせし、せっかく民主党を応援してくださっている方や政権交代に期待をしてくださっている方々に申し訳ない気持ちである。
私は、小沢代表の採った行動について、気持ちはわかるが納得できない。安全保障に関しては、代表の長年の主張が取り入れられる寸前のところまで福田総裁が踏み込んだという点で、連立を前提としてでも政策協議をしたいと小沢代表が考えたとしても、なんら不思議はない。また、それを民主党が受け入れたら、逆に与党がまとまらないだろうということを想定すれば、打撃を受けるのは与党の方であると考え、福田総裁の要請に応じようと考えてもおかしくない。
ただ、先の参議院議員選挙で民主党は大勝した。自民党の敵失、自民党が自ら吹かせた逆風が原因だとしても、民主党が第一党になった。やっと、正常な形での政権交代の可能性が高まったことも事実である。小沢代表の言うように、まだまだ民主党は力不足かもしれない。しかし、代表自ら政権交代の可能性を否定してしまうとなれば、私たち国会議員を含め国民は誰を信じれば良いのだろうか。せっかく、多くの方々が期待してくれているのに、背信行為のそしりを免れない。「そりゃ、ないぜ」って気分である。
小沢代表は党内の混乱を招いた責任があるとも話したが、我々は混乱していなかった。一部のマスコミが、そのように報道したかもしれないが、我々は冷静だった。私は党内手続き上も問題はないと思う。多少、不満があった議員もいたかもしれないが、混乱を招くほどではなかった。辞任する必要性はなかった。
代表からは誹謗中傷したマスコミへの批判があった。小沢代表はこれまでマスコミ批判をあまりしてこなかったと記憶している。その代表が批判したということは、余程腹に据えかねた結果だろう。中立・客観的に言って、マスコミも反省すべきと思う。私は、全てのマスコミが悪いとは言わないが、見込み記事を断定的に書いたり、批判を通り越して誹謗中傷記事を書いたり、訳のわからない素人評論家がコメントしたり。世論の半分以上はテレビ・ラジオと新聞で形成されるという事実を考えても、マスコミの発言の責任は重い。
与党は「ねじれ国会」のため、法案がまだ一本も通らないという。安倍前総理が突然辞めて、自民党総裁選を行い、内閣が始動するまでの間、3週間が休会状態だった。それが原因で、まだ審議時間が取れていないがために法案が成立していないのだ。明らかに責任は与党にある。それを「ねじれ国会」のせいにしている。私が発議者になった「被災者生活再建支援法改正案」は、本日月曜日から与野党協議に入っている。このように、部分的にはすでに政策協議も進めている。法案が通らないというのは「テロ対策特別措置法」のことを指しており、1本も通っていないという表現は、まさに事実を捻じ曲げた主張である。
さて、明日6日は役員会と常任幹事会が開かれる。私も11:00からの常任幹事会に出席する。そこで、現時点よりも詳細なことがわかってくるかもしれない。民主党にとって、そして日本の政治にとって最善の策を講じるよう冷静に行動したい。 (2007年11月5日)
2007年11月05日
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