本日9日、財政金融委員会と私が所属する国土交通委員会の『連合審査会』が開催された。委員会の審査は、法案が付託された委員会においてなされることが原則である。しかし、関連ある他の委員会と連合して審査会を開き、他の委員会の委員が審査することを認めている。これを『連合審査会』と呼ぶ。
「道路特定財源等の特例に関する法案」は、参議院では財政金融委員会に付託された。財源の問題であるが故に財政金融委員会で審査することとなったが、道路の問題でもあることから、国土交通委員会が財政金融委員会に連合審査を求めた結果、連合審査会が開催された。
本日は、締め括り質疑ということで、福田総理出席となった。審査会は13:00から始まったが、総理が出席したのは15:00から2時間。総理出席後の民主党の持ち時間は55分。そのうち、私の持ち時間は25分。本日質問することが決まったのは、2日前の5月7日の夜9時近くと急な話ではであったが、本件については問題点が山ほどあるため、質問項目には事欠かなかった。
質問の内容は、福田総理が平成21年度から道路特定財源を廃止して一般財源にするとしているのに対して、本法案は道路特定財源を10年維持するとしている点。これはまさに矛盾だ。
冬柴大臣は「道路の中期計画」は真に必要な道路に絞ったものだと言っている一方で、福田総理は「必要と判断される道路を整備する」と言っている。要するに10年59兆円で今の計画をそのまま継続するという思いが見え隠れする。またしても騙しのテクニックのオンパレードである。
また、交通需要予測については、東京湾アクアラインの例を挙げ、需要予測値と実績値があまりにも誤差が多いこと、そんな出鱈目な需要予測を前提に「道路の必要性」がどこまで説得力があるのか、そして予測モデル自体の信憑性、そのモデルを支持する学者の信頼性を指摘した。さらに、環境問題、高齢化問題など、日本の将来を見据えた総合交通政策を考える上で、他の公共交通機関の活用への政策誘導が必要なのではないかとの示唆、道路ばかりを聖域化し、優先的に予算を確保して造ることへの疑問を投げかけた。
それにしても、政府や与党は、そんなに道路を作りたいのだろうか。道路がないと病院に行けないと言うが、病院に行っても医者がいない方が、もっと問題ではないだろうか。お金の使い道の優先順位が根本的に間違っている。
2008年05月09日
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